2019年に18歳という若さでレアル・マドリードに移籍した久保建英(くぼたけふさ)選手。
10歳からスペインに渡り、FCバルセロナの下部組織でプレーしていましたが、18歳未満の外国籍選手の移籍違反にひっかかってしまい、中学2年生の時に日本に戻ってきました。
日本に戻ってからはFC東京の下部組織、FC東京のトップチーム、横浜F・マリノスのトップチームでプレーしていましたが、高校はどこに通っていたのか気になるところです。
高校の情報だけでなく、小学校や中学校についての情報も調べたので、久保選手の所属歴やエピソードなどと合わせて紹介していきたいと思います。
久保建英選手が通っていた高校
久保選手は2017年4月に都内の全日制の高校(和光高校との情報あり)に一度入学しています。
しかし、その後、茨城県高萩市に本部がある通信制の「第一学院高校」(旧ウィザス高校)に転校しています。順調にいけば、2020年の3月に卒業している事になります。
「第一学院高校」(旧ウィザス高校)は香川真司選手、柿谷曜一朗選手、酒井宏樹選手、中島翔哉選手など数多くのサッカー選手の出身校です。
これだけの凄い面々が在籍していた「第一学院高校」(旧ウィザス高校)。憧れますね。
通信制なので、同時期に在籍していたとしても会う機会はほとんどないと思いますけど。
高校時代の久保選手の所属先
高校時代の久保選手の所属先は以下の通りです。
・2017年 FC東京U-18
・2017年11月~2019年6月 FC東京
→2018年8月~2018年12月 横浜F・マリノス(期限付き移籍)
・2019年7月~ レアル・マドリード
→2019年8月~2020年7月 RCDマジョルカ(期限付き移籍)
高校時代の成績、エピソード
2017年4月には15歳10か月でJリーグ(J3)初ゴールをマークしています。
このゴールはJリーグ(J3まで含む)史上最年少記録となっています。
2017年11月には16歳でJ1リーグデビュー。
Jリーグ初の21世紀生まれの選手となります。
2018年8月にはJ1リーグでの初ゴールをマーク。
この得点はJ1歴代2位の最年少記録となっています。
ちなみにJ1歴代1位は当時東京ヴェルディに所属していた森本孝幸選手です。
2019年5月にはキリンチャレンジカップで日本代表(A代表)に選出されます。
21世紀生まれとして初のA代表選出です。
そして2019年6月に18歳でレアルに移籍し、マジョルカでリーガ(スペインリーグ)デビューを果たします。
素晴らしすぎる、輝かしい経歴ですが、この頃まだ高校在学中だったんですね。
冷静に考えると久保選手凄すぎますね。
久保選手の高校の情報をお伝えしましたが、幼少期はどこでプレーし、どのような成績を残してきたのかも気になると思います。
そこで、久保選手のこれまでの出身校と所属先をご紹介します。
久保建英選手が通った幼稚園
久保選手は2001年6月4日に生まれました。
3歳から6歳の間、川崎市の風の谷幼稚園に通っていた様です。
風の谷幼稚園の園長先生は
「芯が強い子。意思の強さと耐える力をもっていた」
と当時からメンタルの強い子だったとコメントしています。
幼稚園時代の久保選手の所属先
幼稚園時代の久保選手の所属先は以下の通りです。
・2004年~2005年 坂浜サッカークラブ(幼稚園入学前)
・2006年~2007年 百合ヶ丘子供サッカークラブ
幼稚園時代のエピソード
2004年、幼稚園に入学する前の3歳の時から、父親がコーチをしていた東京の坂浜サッカークラブでサッカーを始めたそうです。
久保選手が小さい頃、父は毎朝久保選手と一緒にボール遊びをしてから出勤していたそうです。
また、外で遊ぶ際は足の感覚を養うために裸足で遊ばせていたというエピソードもあります。
久保建英選手が通っていた小学校
久保選手は2008年4月に川崎市立西生田小学校に入学しています。
4年生(10歳)の時にFCバルセロナの下部組織の入団テストに合格し、父を日本に残し母親と弟(当時4歳)と三人でスペインへ移住します。
そして、2012年に4月にバルセロナの私立小学校に転校しています。
その後、2013年12月に同小学校を卒業しています。
(スペインでは12月が終業式、卒業式)
小学生時代の久保選手の所属先
小学生時代の久保選手の所属先は以下の通りです。
・2008年~2009年 FCパーシモン
・2010年~2011年 川崎フロンターレU-10
・2011年~2013年 FCバルセロナユース
小学生時代の成績、エピソード
2010年に日本で開催されたFCバルセロナキャンプでMVPを獲得しています。
その後、FCバルセロナスクール選抜としてベルギーで開催された大会で大会MVPに選ばれています。
同じ年の2010年、小学校3年生の時に川崎フロンターレの下部組織の入団テストを受けて見事合格し、川崎フロンターレの下部組織に入団します。
この時の入団テストには600名程が参加しており、3年生で合格したのは久保選手を含めて3名のみだったそうです。
久保選手と一緒に合格した他の2人がその後どうなったのかも気になりますね。
2011年8月にはFCバルセロナの下部組織(カンテラ)の入団テストに合格し、10歳でスペインへ移住しています。
スペインに移住後、2013-14年シーズンには地中海カップU-12トーナメントで大会得点王とMVPを獲得しています。
小学生の頃にバルセロナの下部組織のテストに合格し、10歳でスペインへ移住。
スペインに移住後も大会得点王やMVPを獲得するなど、小学生時代からすでに只者ではなかった様ですね。
久保建英選手が通っていた中学校
久保選手は10歳からスペインに移住していますので、中学校もスペインの学校に進学しています。
2014年1月にバルセロナの私立中学校に入学します。
(スペインでは1月が始業式)
しかし、久保選手が中学1年生の時、FIFAの規定する18歳未満の外国籍選手の移籍違反に該当しているとの事で公式戦に出場する事ができなくなり、日本に戻り2015年3月に川崎市立西生田中学校に編入しています。
そして2017年3月に同中学校を卒業しています。
先にも書きましたが、久保選手が日本に帰ってきたのは、移籍違反に該当すると言われて公式戦に出れなくなったから。
では、その移籍違反とはどのようなものなのでしょうか。
久保選手が巻き込まれた移籍違反
FIFAは、FIFAに属する欧州のクラブチームでは、18歳以下の外国籍選手を獲得する事を原則禁止しています。
しかし、以下の場合は特例として認められています。
・両親がサッカー以外の理由で移住した場合
・16歳以上18歳未満でのEU圏内、欧州経済領域(EEA)圏内での移籍
・自宅が移籍先の国境から50km圏内にあり、移籍先のクラブも国境から50km圏内にある場合
久保選手の場合、これらの条件に当てはまらず、特例を受ける事ができなかったのです。
そうなると、18歳になるまで公式戦に出場する事が出来なくなる為、一度日本に戻る事を選んだのですね。
中学時代の久保選手の所属先
中学時代の久保選手の所属先は以下の通りです。
・2014年~2015年 FCバルセロナユース
・2015年 FC東京U-15むさし
・2016年~2017年 FC東京U-18
中学時代の成績、エピソード
移籍違反騒動で日本に戻ってきてからはFC東京U-15に所属しています。
2016年には中学3年生でFC東京U-18に飛び級昇格し、日本クラブユースサッカー選手権で得点王(5得点)に輝いています。
中学生での得点王は大会史上初だそうです。
2016年11月には、J3リーグに出場し、Jリーグ(J3を含む)史上最年少記録を塗り替えています。
その後、先に紹介しましたが、高校生になった久保選手はJ1デビューを飾り、日本代表にも選出され、再びスペインへと羽ばたいていきます。
久保建英の所属歴一覧
久保選手の所属歴一覧は以下の通りです。
・2004年~2005年 坂浜サッカークラブ(幼稚園入学前)
・2006年~2007年 百合ヶ丘子供サッカークラブ
・2008年~2009年 FCパーシモン
・2010年~2011年 川崎フロンターレU-10
・2011年~2013年 FCバルセロナユース
・2014年~2015年 FCバルセロナユース
・2015年 FC東京U-15むさし
・2016年~2017年 FC東京U-18
・2017年11月~2019年6月 FC東京
→2018年8月~2018年12月 横浜F・マリノス(期限付き移籍)
・2019年7月~ レアル・マドリード
→2019年8月~2020年7月 RCDマジョルカ(期限付き移籍)
→2020年8月~2021年12月 ビジャレアルCF(期限付き移籍)
→2021年1月~2021年5月 ヘタフェ(期限付き移籍)
こうしてみると、若干20歳にしてかなりのチームを渡り歩いていますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
久保選手の通っていた小学生、中学校、高校を紹介しましたが、転校や移籍が多いですね。
子供時代にこれだけ環境が変わって大変だったと思いますが、そんな環境の中でも得点王やMVPを獲得するなど、実力を発揮できる久保選手はやはり精神的にかなり強いものを持っていると思います。
10歳でスペインに移住するなど、マネするのは難しい部分もあるかもしれませんが、久保選手が通ってきた道を同じ様に辿れば、あなたのお子様も将来、久保選手の様な世界的な選手になれるかもしれませんよ。
久保選手の身長についての記事もありますので、こちらも是非ご覧ください。
⇒久保選手の身長、体重は世界で通用する?あの世界的選手も同サイズ?